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チェブラーシュカ作家の実態

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作家エドゥアルド・ウスペンスキーの実の娘は、新しい文学賞に暴君で排他的だった父の名前を使うべきではないと主張した。

ロシア国立児童図書館はウスペンスキー記念「おとぎ話」賞のロゴのコンテストを発表した。これを受けて、娘のタチアナ・ウスペンスキーは、名誉ある賞に亡き父の名前を使わないよう求めた。彼女は公開書簡で、なぜ父親がこのような名誉に値しないか説明した。

『私の父はとても厳しい人で、生きてる間中家庭内暴力を振るっていました。それが彼の、家族に対する主義だったんです。肉体的な、精神的な、感情的な暴力が日常的に実の娘の私に、妻で私の母親に、実の孫や、他の奥さんの子供たちに振るわれていました。』

ジャーナリストの取材時には、子供や孫たちが「偉大な作家の幸せ家族」像を演じる羽目になった、と彼女は語った。

『アルコール依存など自分の問題について知っていながら、父は心理カウンセラーなどは受けず、Stolbun氏のセクト信者になり、そこの「治療」を受け、金銭をつぎ込み、テレビや新聞でセクトを宣伝しましたが、それもあまり効果はありませんでした。父はセクトの集会で児童虐待について認識もありましたが、それも彼(の暴力)を止めることはできませんでした。』

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ロシア国立児童図書館館長は作家の遺族に答えた。コンクール開催者は、名付けの決定的な要因は彼の芸術性であり、ウスペンスキーの個人的資質ではない、とした。

『エドゥアルド・ニコラエヴィッチ・ウスペンスキーを、優れた児童作家、国際的に愛されているキャラクターの作者、鮮やかなストーリとフィクション作家として、この賞に名付けたんです』(ロシア児童図書館』

名称変更の予定はない。

『賞はまだ存在しません。これから公表を計画している段階です。賞のキャンセルの可能性は考えていません』

出典記事はこちら 

※ここ1日のロシアの新規感染者8,915人、合計で362,342人。モスクワは2,830人増の169,303人。

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