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首都美術館でクラスター

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【モスクワ7月2日インタファクス通信】モスクワのいくつかの美術館が開館してから始めの二週間で、局所的にコロナウィルス のクラスターが発生し、3−4人単位で発症している。モスクワ市役所文化課博物館・ 展示業務係のアントン・ゴリャノフ係長が語った。

『まだこれが施設の閉館につながるほどではありませんが、リスクはいつもあり、訪問客の勧誘とスタッフや客への安全や責任ある態度を二つの天秤でバランスを取っています。』ゴリャノフ係長は木曜日、商工会議所と世界貿易センターが主催した都市観光の再開に関するオンライン会議で話した。

『所属にかかわらず、モスクワのすべての美術館は営業再開に際して、ロシア消費監督庁の要件とモスクワ市文化課の指示に従わなければなりません』スタッフと訪問客の安全が最優先だ。

『もし我々が柵を取り払い、ソーシャルディスタンスの必要性を説かずに美術館の新しい展示について宣伝したら、すぐスタッフらの局所的なクラスターにより美術館の閉鎖を余儀なくされるでしょう』

モスクワの美術館は6月16日から厳しい安全対策を施した上で開館しだした。入場は電子チケットのみ、内部ではマスク着用必須でソーシャルディスタンスを遵守する。ゴリャノフによると、6月16日に市内の美術館や博物館の30%が開館したそうだ。

『重要なのは、訪問時の快適さですが、それはマスクや手袋着用で実現せねばならず、そのこと自体が館内での快適さや美術館の文化や世界観に触れる可能性を低下させます。業務の再構築の心理的プロセスには長い時間がかかるでしょう。訪問客とスタッフそれぞれがお互いを恐れなくなるまでには。コンサートや映画上映、見学ツアーなどあらゆる形態を含めた美術館の営業をするには(※まだ時間がかかります)。』

安全要件に従って、美術館内の見学ツアーは5人以下で行われている。

モスクワの美術館が開館してから最初の二週間で、2万8300人が訪れた。昨年の同時期と比べて15分の1だ。

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