コロナ・マリンスキー劇場

【サンクトペテルブルグ8月17日タス通信】サンクトペテルブルクのマリンスキー劇場関係者の中でコロナウィルスに感染した者が約30名、内3名が入院した。感染が確認されたのは主にバレエダンサーらである、とロシア消費者権利保護監督庁疫学監視部門の責任者が明らかにした。

『マリンスキー劇場のアーチストで最初のコロナ症例が確認された直後、監督庁が衛生疫学調査を行った。現在までに30名の感染者を記録し、3名は入院した。主な感染者はバレエダンサーだ。彼らは医師の指導の下、自宅隔離となっている』最初の感染者が見つかったのは8月9日で、それからの累計となる。

8月15日には劇場内全ての消毒作業が行われ、この期間劇場は閉鎖されていた。『消毒は専門業者が行い、消毒の質も監視しました。これで劇場も再開できます』（劇場長）

『現在、全ての従業員のラボ検査が行われています。これまでに400人以上の従業員が検査を受け、全て陰性でした。有性なのはバレエ団のダンサーたちで、彼らは劇場を休んでいます』

8月8日、劇場広報が、バレエ団のダンサー数人が調子が悪いと訴えたので休ませ、コロナのテストを受けさせたと発表。ダンサーらは医師の監視の下自宅隔離状態で治療を受けており、劇場関係者や観客への安全対策についてはコロナテストの結果次第で判断するとしていた。8月11日マリンスキー劇場芸術監督セルゲイ・ゲルギエフがバレエ団のダンサー少なくとも2名が新型コロナウィルスに感染していると発表。

3月18日から公演休止していたマリンスキー劇場は、ロシアの劇場の中で最初に観客にドアを開いた。衛生規則を守り開かれた最初のコンサートは、6月20日に「白夜の星」フェスティバルの一環として新ホールで行われた。7月16日からはコンサートホールでの公演を始め、8月1日には伝統的な大ホールが開かれたばかりだった。

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※ここ1日のサンクト・ペテルブルク市の新規感染者は159人。累計では34,168人。

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