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ヴィーガンの母乳育児

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キスロヴォドスク裁判所は、未成年の娘に対する虐待の件で菜食主義の母親に強制治療を命じた。スタヴロポリ地方検察が10月29日明らかにした。

裁判所は、46歳女性が必要な栄養を制限し、娘を飢餓状態にしたと判断。また、女性は適切なタイミングで医療を子供に与えなかった。

裁判所の判決は、まだ法的効力を得ていない。

ベジタリアンの母親は子供に肉を与えず、診察で様々な病気が見つかった。少女は病院で治療を受けた後、寮生活へ送致された。

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2020年3月9日。スタヴロポリ地方知事ウラジミロフは、キストヴォドスクで菜食主義ビーガンの母親が娘を衰弱させた事件にコメントした。『子供から母親を取り上げるのはよくない解決法だが、今回は違う。』知事は、このような意見をSNSにアップした。

スベトラーナの噂は2月初旬に流れ始めた。医師は、1歳半の子供の体重が基準の半分以下6.3kgであることに気づいた。これは、これは母乳以外全ての食品を与えまいとする母親の"思いやり"に基づいていた。

『母親は落ち着きはらって、自身が菜食主義信仰者であると話しました。訪問時に届けた食料や離乳食などを、必要ないといいました。』地元の精神福祉保健センター副所長が証言した。

体重測定後、母親と子供は入院した。その後、子供は貧血状態との診断。医師らが治療しようとしたが、母親は医師の提案を全て拒否。結果、1歳半の娘は施設に引き取られ、母親には親権剥奪の恐れと「未成年養育義務」違反の容疑がかけられている。

『私の意見は、陳情に来る人たちには気に入らないでしょう。だからこそ、正直に言います。この状況で一番酷いのは、子供が母親の信念のせいで危機的状況に陥ったことです。なので、この状況を別の角度から見て見ましょう。子供から母親が引き離された時の弊害について話すより、子供がこのことで生と死の危機に瀕していることの方が怖いという事実を理解しましょう。』(ウラジミロフ知事)

この先の子供の運命は母親次第だ、と知事は発言。娘が戻るのは、母親が自身の教育方針を見直した時だ。

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※3月15日から10月29日までのモスクワ市の1日の感染者数グラフ。ここ1日のモスクワ市の新規感染者4,906人増の413,928人。

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