ロシアのニュース

モスクワからお届け

モスクワどこが住み良いか

モスクワで、パンデミック下の自宅待機体制を生き抜くのに快適な地域と不便な地域の検出が行われた。モスクワ都市研究センターとHabidatum分析会社が指揮をとり、住宅のタイプ、裏庭のアクセスのしやすさ、コロナウィルスの蔓延に関する地元住民の不安のレベルなど、6つの基準に従って各地区の調査をした。これらの基準を合計して、最高の6ポイントを獲得したのは国立公園が位置するMetrogorodka地区、最低の3ポイントは北部のVostochny Degunino. 各地区の評価はKommersant誌で公開されている。

6つの基準:

1. 南東向きと南向きの家の割合

この指標は、居住者の精神感情状態に影響し、理論的にアパートへの日光の浸透で改善する。この指標が高いと、バルコニーで日光浴をすることも可能で、免疫システムを刺激するために必要なビタミンDも得ることができる。

2. 150m圏内の中庭の面積と住民の割合

住宅から歩行可能圏内の庭の面積を住人の数で割った割合。自宅待機中、特定の目標(食料品店、薬局、犬の散歩)のみ許可されている体制下、庭面積が広いほど、違反することなく歩く機会が増える。

3. エレベータがある住居の割合

ソーシャルディスタンス遵守できるか。ウィルス流行時、タワーマンションに住むことは不快でリスクの高いものになると結論づけている。

4. 多機能の商業施設の割合

食料品や必需品を販売する店、薬局、ペットショップなど、営業が許可されている小売業者が対象。

5. インフラの徒歩でのアクセシビリティ

地元民が店や薬局に行く難易度を計った。マップサービスのオープンデータに基づいて計算。

6. 住民関与指数

研究者は、住民の現在の状況への不安度を数値化するため、SNSの地域グループ中でコロナウィルスをテーマにしたものを調査。投稿に対する住民の総合的反応(高評価、低評価、コメント数など)を閲覧数で割って%表示したもの。

モスクワ市中心地は高評価だが、これは住民数が少ないからで、例えば食料品を買うのに遠くまで行かなければならないことがある。

『この調査で、いま15分圏内がいかに重要か示したかった。快適な生活のためには、サービスやインフラが家から徒歩圏内にあるべきである。』と、モスクワ都市研究センター責任者は語った。

↓このHPの地図で、モスクワの居住地の6段階評価がわかる。出典記事↓。

f:id:japinmos:20200503055945p:plain

※ここ1日のロシアの新規感染者9,623人、合計で124,054人。

モスクワは5,358人増の62,658人。

(↓投票お願いします)

にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ

PVアクセスランキング にほんブログ村