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コロナ手当22ルーブル

プーチン大統領は4月、自身を危険に晒すのだから、コロナ関連の治療にあたる医療従事者は手当を受け取るべきだと発言。ムルマンスク州政府は迅速に対応した。保健省大臣パニチェフの提案により、救急車と救急医療の医師は平均月給の80%、中級医療者は40%、初級医療者その他は20%を実際の稼働時間に換算した額を支給されることになった。入院病棟の医師、中級、初級医療者はそれぞれ100%、50%、30%に相当する額。

数万ルーブルという額は、聞こえが良かった。ムルマンスク州知事アンドレイ・チビスは白衣のヒーローが功労としてのボーナスを受け取れるように指示を出す。そして医者は受け取った…。5月初めに届いた4月分の給与明細には笑える数字が書いてあり、ある者は229ルーブル(※約333円)、ある者は22ルーブル(※約32円)だった。

パニチェフ相は説明責任を取る羽目になり。229ルーブルは救急車の運転手がコロナ患者の搬送に費やした時間が1,5時間だったので、このような額になったと釈明。しかしボーナス支給方法について検討し直すこととなった、というのも、医療関係者は数日間家族とも会わず、生命をかけているのだから。

「保健省からボーナスは実際にコロナ患者と接触した稼働時間ではなく、働いた時間全てを対象に計算すること、と通知することとなった」

このようにして、ある救急車の運転手は、最初振り込まれたのが1398ルーブル(※約2000円)だったのが、12598ルーブル(約18,300円)となった。

保健省地域課は医療従事者用にホットラインを設け、手当に問題がある場合は通報できるようにした。

出典記事はこち 

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※ここ1日のロシアの新規感染者10,598人、合計で262,843人。

モスクワは4,748人増の135,464人。

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