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モスクワ放射線60倍

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モスクワ市南東部短縮道路建設予定地で、毎時18,06マイクロシーベルトが観測された。

モスクワ南部の放射線計測器が許容量の60倍を記録。

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毎時18,06マイクロシーベルト(1806マイクロレントゲン)の放射線レベルとは。例えば、チェルノブイリ原子発電所付近の放射線レベルは50−60マイクロシーベルトだ。

この数値は、放射性廃棄物が保管されていた丘にあるポリメタル工場脇の放射性廃棄物処理場の計測器が2月7日、8日に観測した。現在、そこは短縮道路の建設計画があり、埋蔵されていた場所に高架橋の杭を打つ予定だ。

非常事態省は数値上昇警報を受けて職員を避難させ、放射性廃棄物処理場に対応を要求。

これほど急激な上昇の原因は不明。貯蔵庫内の放射線バースト、または、施設内の先端科学研究所の原子力施設からの出力の可能性がある。

計測士で原子物理学者のアレクセイ・オゼロフがフェイスブックに書いたことによると:

ー施設付近の丘は、放射性粒子を放出してきて、これからもし続け、放射性残留物は放射能記録装置で容易に確認できる。

ー記録装置が線量上昇に反応した場合、濃度は許容量よりはるかに濃い。

ーその場合、丘はモスクワ市民の放射性被曝を増加させる。

ーその場合、放射性物質の拡散が数十キロに及ぶ。

2019年秋、エコロジストや地域住民は放射性物質埋蔵地への南東部短縮道路の敷設撤回についてモスクワ市当局と闘った。住居所有者権利保護センター長アルカディ・パブリノフは、このような建設は人々の健康と生命への現実的脅威になる、と語った。

この脅威は、近隣住民のみならず、すべてのモスクワ市民が晒されることになる。なぜなら、放射性不純物を含む土壌はやがて表面に流出して、塵が風に乗って街中に吹き渡るからだ。

出典記事はこちら 

※日本環境省の安全基準は毎時0,23マイクロシーベルト。18,06マイクロシーベルトは日本基準の78倍。いま現在、緊急事態省が注視している。用がない限り、コローメンスカヤ公園やツァリツィノ公園あたりに近づかない方いい。

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