ロシアのニュース

モスクワからお届け

コロナ114人@ロシア

f:id:japinmos:20200318041503p:plain
【モスクワ3月17日タス通信】ロシアの新型コロナウィルス感染者数はこの1日で21人増え、114人となり、10人はロシア国内での接触で感染した。タチアナ・ゴリコワ副首相がプーチン大統領に報告した。

『ロシアでは現時点で26の地域で114人の感染を確認。そのうち5人は回復して退院、109人は入院し、そのうち106人は軽症で特に症状が見られない状態である』

副首相は、104人は外国で感染して持ち込んだもので、10人は国内での感染者との接触が原因であると説明。これは国内での感染は波及しておらず、国内での感染者は、コロナ流行地域から帰国した人と同居している人に限られていると話した。

ここ一日で増えた感染者は、モスクワ4人、サマーラ州、カリーニングラード州、トベルスカヤ州2人、それぞれ1人なのはモスクワ州、クラスノヤルスク地方、タンボフ州、カルーガ州、ニジェゴロド州、ペンザ州、スベルドロフ州、アルハンゲリスク州、ヤロスラブリ州、タタルスタン共和国とハカシ共和国。

2020年1月からロシア全体で53013人が医者の監視下に置かれた。3月16日時点では、16401人が管理下にある。

新型コロナウィルス流行によるロシアでのパニックの理由はない。ロシア政府が指揮する対策は全て予防的性質のものであるとゴリコワ副首相は話した。

『現時点で、2020年になってから肺炎患者数とその死亡者数の増加はなく、各地域では昨年同時期と比べて数字は減少しています。なので、もう一度強調しますが、パニックになる原因はありません。今我々が採用している対策が予防的効果をもたらしているのです』

ロシアは他の国に先駆けて、1月の段階から禁止対策などを取ってきたので、感染流行は限られている。しかし、気を抜かず、今最も優先されるべきは集団における感染拡大を防ぐことだ、と述べた。

f:id:japinmos:20200318041543p:plain
検査キット

新型コロナウィルス感染の有無を調べる検査キット42万7千個がロシア各地に届けられた。1日で10万個が製造されている、とゴリコワ副首相。

『1日に10万個の検査キットを製造し、71万個が既に製品化してある。(中略)現在各地に42万7千個配置されており、さらに28万2千個が昨日今日の申請手続きを経て配布される予定である』

ロシアで自国製造された新しい検査キットも用意している。副首相によると、11万件以上のコロナウィルス検査が行われている、近日中にこの数字は倍になると予想している。

『生産の伸びについては、今後検査が必要な人の数による』とし、各構成主体は検査キットの需要について連邦消費者庁に報告するよう求めた。

f:id:japinmos:20200318041609p:plain
ウィルス検査

ロシア国民全員が検査を受ける必要性は今のところない。ロシアで検査キットの不足になることはなく、検査は無料で行われる。ただ、国民全員が行う必要はない。コロナ流行地域から来た国民を第一に、またそれらの人と接触した人にまず検査を行うとしている。

3月16日には新型コロナウィルス感染の集団検査を拡大する可能性について決定が下された。副首相によると、3月17日以降、構成主体が希望した場合、相応しい研究機関の職員の同意を得て研修をする、これは3月23日までに行う予定である。

出典記事はこちら 

(↓投票お願いします)

にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ

PVアクセスランキング にほんブログ村