コロナ495人@ロシア
(↑ロシア国内のコロナウィルス感染者推移、2月2日から3月24日現在)
【モスクワ3月24日リア通信】コロナ専門病院院長デニス・プロツェンコはプーチン大統領に、コロナウィルスに関してイタリアのシナリオを想定して準備するのが大事で、もしロシアが中国や韓国のようになれば医師は喜ぶだろうと語った。
プーチンは院長との会見で、コロナウィルス対策について意見を求めた。『まさに現場で直接対応し動いている人間として、モスクワに限らず、ロシア全体における我々の対応について、どのような想定、意見、提案がありますか』大統領は尋ねた。
(感染者が収容されている専門病院を視察するプーチン大統領)
プロツェンコ院長は医学的見地から二つのシナリオが考えられると答えた。状況が急速に沈静化するアジアのシナリオと、状況が拡大する”イタリア”のシナリオ。
『私は医者として、院長というだけでなく、救急医療の麻酔医として、突発的に感染拡大した場合を考えて、イタリアのシナリオで備えるのが重要だと見ています。モスクワはこの方向で進んでおり、この病院は患者が大量になっても対応できるよう準備できています。現時点で、606床中190床を集中治療用に変更でき、また換気装置を倉庫から出して606床全てが大きな蘇生センターにチェンジし、市内の優秀な専門家を呼びあつめることになっています。これはイタリアモデルです。
もしロシアが中国や韓国の道を辿れば、4月か5月には落ち着くと思います。このシナリオになれば医師は喜ぶでしょう、けれども、我々は厳しい道筋への準備をしなければなりません』(プロツェンコ院長)
出典記事はこちら。
(↑モスクワ市のコロナ感染者の推移 3月4日から3月24日現在)
※3月上旬はイタリアなど海外旅行をした若者が中心で平均年齢は34歳程度だったが、感染が家族など近親者に広がり日に日に平均年齢が上昇しているとのこと。
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