8歳実父を刺す

母親が殺されると思い、実の父親にナイフで向かっていった8歳の息子がいる女性は、何が原因で喧嘩になったのか話した。

事の発端はお金。一家の主人である44歳のアレクセイは無職。悲劇が起こった日、彼女は家に帰り、夫が使い込んでないか確かめにお金をしまってあるタンスに近づいたところ、急に、酔った夫が彼女に襲いかかり殴り出した。

『彼はタンスのそばで私に殴りかかり、顔を、髪を掴んで、それからまた顔を殴って、ベッドに押し倒し殴りました。やり返そうともがいたら、今度は私を押さえ込んで、窒息させようと。ああもう駄目だ、終わったって』涙を流しながら、彼女は話した。

最初に助けようと飛び込んできたのは彼女の連れ子の19歳長男。二人は口論になり、若者は義父を正気に返そうとしたが、「お前には関係ない」と叫び、若者の喉を掴んで、殺すと脅した。

『少し時間が経って私が目を覚ましたら、チョーマ(長男)の声がしない。飛び起きたら、彼が長男の首を絞めてる。私は彼に飛びかかって、見たらチョーマの目は大きく飛び出してて、『人殺し！』と叫んだの、でも彼は聞いてなくて。なんとか彼をチョーマから引き剥がして、それで終わりと思ったの』

いつ8歳の次男が部屋から出てきたのか、ショックで覚えていない。ただ夫がタオルを掴んで、血はたくさんついてるかと聞いてきた。

『夫は立って、私に言った。次男がナイフで突いたって。私は何も考えられなかった。立ち上がって見ると、次男は部屋にいない。夫は、血がたくさん流れてるか、見ろ、と言ってきて』

どうやら男は何が起こったか完全には理解していないようで、自分の心配をしながらも、自分自身や床の血を拭いたり塗ったり。

現場に警察と救急が到着し、怪我をした伴侶は病院へ連れて行かれた。母親は、継父が残した絞殺の跡が首にくっきり残った19歳長男の暴行容疑を取り下げに警察へ行った。

しかし、夫は家族に平安をもたらさず、死ぬだの通報したら殺すだの脅し、存在しない傷を創作したりした。

『夫はずっと、息子が彼の腎臓を切ったから、手術が必要で、手術代は15万ルーブル（※約22万円）と言いがかりをつけてきて。私たちは殺人犯だ、って』女性は語った。

諍いは5月4日の朝に起こった。男性は事情徴収のため警察に留め置かれ、親の義務違反で立件される。

出典記事はこちら 。

※男はずっと無職で呑んだくれ。背中にいくつかの刺し傷を負ったが、医者によると表面だけで、健康には影響しない程度という。女性と長男は男性に対し殺人未遂の被害届を出した。

※ここ1日のロシアの新規感染者10,102人、合計で155,370人。

モスクワは5,714人増の80,115人。

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