ロシアのニュース

モスクワからお届け

不明4歳発見

f:id:japinmos:20200521164152p:plain

4歳のマトヴェイは5月17日夜家を出て行方不明となった。2日後、森の中で発見される。捜索は警察や緊急事態省職員、ボランディア、地元住民など200人体制で行われた。その中にタロンという名の警察犬も含まれていた。

キーロフ州警察広報によると、ジャーマンシェパードのタロンは警察犬として9年勤務し、消息不明者の捜索などに当たってきた。

現地では2匹の警察犬が出動。たくさんの捜索者の跡に紛れてしまい、少年を追跡するのは楽ではなかった。捜索が行われた森は、警察犬の利用が難しい泥地で、雨も降った。

f:id:japinmos:20200521164316p:plain

5月18日に捜査に参加した警察犬担当者によると、『タロンは少年の物の匂いを嗅ぎ、家の裏庭から出発。犬は村を通り、さらに道なりに進みました。森に続く道で金属製の器とフォークを発見。後でわかったことには、器は失踪した少年の家のものでした。それから、犬は現地の捜索をし、川付近や廃墟などを捜索。警察は森を大人数で捜査し、牛舎なども一つ一つ調べました。』

f:id:japinmos:20200521164339p:plain

翌日、警察犬は森の捜索を続行。16時ごろ、ボランティアが少年のとみられる物を発見。犬に臭いを嗅がせ、追跡を開始した。犬は道なりに少し行った後、森へ入り、50m先の開けた小屋跡で少年を発見。

『少年が生きていて、嬉しかったです。少年は立って、私たちを見て、何か叫びました。マトヴェイは全身濡れて、毛が逆立ってて、怯えたように目が四角くなってました(※驚いて目を見開いている状態)。ボランティアの一人がコートを脱いで、少年を担いで村まで戻りました。運んでいる間に少年は寝込みました。村まで来たら、皆が喜んで、礼を言いました』(警察犬担当官談)

f:id:japinmos:20200521164358p:plain

警察はマトヴェイに犬のぬいぐるみを用意して、近くプレゼントするとのこと。ぬいぐるみを、タロンのニックネーム、テリーと名付けることを提案し、マトヴェイが早く元気になるように願いを込めた。

少年は小児病院にいる。健康に問題はなく、怪我もなく、少し冷えて、ダニに喰われたぐらいだという(体に4匹ダニがくっついていた)。

出典記事はこちら 

(↓投票お願いします)

にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ

PVアクセスランキング にほんブログ村