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家族殺害終身刑

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メンデレエフスク在住41歳男性が妻と19歳、2歳の子供を殺害した罪で無期懲役を言い渡された。凶行から生き延びた12歳の男の子が証人となった。

アイヌール・ハリソフは2019年12月3日深夜家族に凶行を振るった。酔って、ナイフを掴み、38歳妻、19歳の妻の連れ子、2歳の実の息子を襲った。この時、物音で目覚めたもう一人の継子は、ハリソフが部屋に閉じこもっているよう言われた。

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少年は窓から脱出することに成功。血にまみれた裸の彼は近所の店に飛び込み、店員に助けを求めた。店員が通報し、警察が駆けつけた時には、妻と19歳青年は死亡。2歳の子供は息があったが、病院へ運ばれる途中で死亡した。

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ハリソフは逃亡しようとしたが、逮捕された。家族を襲った理由は嫉妬。後の取り調べで、彼は後悔し、死刑を望んだ。

事件は大きな反響を呼んだ。タタルスタン知事ルスタム・ミンニハノフは事件捜査を厳しく管理するよう指示。裁判ではナフィコフ検事が務めた。検察は終身刑を要求。裁くのは共和国上級裁判所のベリャエフ裁判官。

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ハリコフは妻、継子、息子の殺害を自白。しかし、12歳少年への殺人未遂は否定し、記憶にないとした。

ハリコフには前科があった。盗難と親族を暴行した罪で実刑。今日、タタルスタン上級裁判所はは検察の要求に従い、ハリソフに終身刑を宣告した。

出典記事はこちら 

※ハリコフの借金とアルコール依存症で家族関係が崩れた。彼は実家に引っ越し、就職。2019年11月に依存症治療を終了したが、家族を訪問した際、妻の不貞を疑う。彼女の携帯を盗み見て、隣人とのやりとりを見つけ、嫉妬にかられる。次の訪問は12月2日、彼はまた妻の携帯を見て、更新された二人のチャットを発見。捜査員によれば、二人の間に性的関係を匂わす会話はなかったという。だが、逆上するには十分だったようだ。ウォッカをボトル半分ほど飲み、妻のコートのポケットを探ると、隣人のパスポートを発見。ナイフを掴んだ。

12歳少年は胸を4回刺された後『寝ろ、逃げたら殺す』と脅され、ベッドに横たわり毛布で傷を圧迫しながら死んだふりをした。男が鍵をかけて家から出て行った後、窓を割って脱出。

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