コロナ8月13日
国立ガマレイ疫学微生物研究センターが2月から研究を始め、開発した世界で最初のコロナウィルス「スプートニクV」。ウィルスをブロックするが、それが細胞に入り込むことはない。このワクチンの検証を18歳から60歳までの志願者76人で行った。
『志願者の健康に問題はなく、継続的にモニターしています。昼夜を問わず、いつでも研究チームに連絡を取れる体制になっています。』
登録後、さらに数千人を対象に新しい検証が始まる。
『今度は、慢性疾患に苦しむ人も含めてワクチンをテストします。これはただワクチンを大量使用したものではなく、拡張的検証になります』
ワクチンは2年免疫に作用する可能性がある。
『このワクチンは、開発者自らでも検証しています。まず最初に自分達で接種して、安全性を証明し、その効果を実証しました。』
「スプートニクV」を欲する国もある。サウジアラビア、カザフスタン、ブラジル、インド、キューバと交渉が進んでいる。
『我々のワクチン生産能力は年間約150万人分です。この量では不十分であることを理解して、さらなる施設改修と生産の拡大に投資し続けています』(システマ社代表)
各国専門家は、このような迅速なアクションに驚いている。ロシアの医師の中にも同様な人がいる。『少し急ぎすぎと思います。少なくとも、次の第三段階の大規模検証の中間データが出てからでないと。1500人規模のデータがないことには。現段階ではリスクがはっきりしません。』(免疫学博士クリュチコフ氏)
少なくとも、セルビア大統領はこのワクチンを自分で検証したいと発言し、これが経済活動の救世主となると期待を寄せた。
予防接種プログラムでは、まず初めは危険にさらされている医療関係者と教師が対象。そして一般人への任意予防接種は2021年に始まる見込みだ。
※3月15日から8月13日までのモスクワ市の1日の感染者数グラフ。ここ1日のモスクワ市の新規感染者692人増の250,303人。
※3月2日から8月13日までのロシアの新規感染者数グラフ。ここ1日のロシアの新規感染者5,057人、合計で907,758人。
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