母親手当①
※ロシアの母親手当はロシア国籍者のみ対象で、外国籍:日本国籍母は対象外
【モスクワ3月1日タス通信】プーチン大統領は母親手当の拡大の大統領令に署名した。
2020年1月大統領は母親手当を拡大し、第一子から支給、第二子分の金額を増やす計画を発表。法律では2026年12月31日まで試行。
2020年1月1日以降に誕生または養子にした第一子について、466,617ルーブル（約76万円）支給。第二子以降の誕生については616,617ルーブル(約100万円）受け取れる。
連邦議会広報は、導入された変更のおかげで、家族は農業用地も含め住宅の建築や改築といった最も重要なことに母親資金を利用することができると語った。改正法でこの社会福祉の利用可能性を大幅に向上させるとした。今年、100万人以上が第一子と第二子への手当を受け取ると予想される。
法により、権利の配布は15日から5日に短縮、さらに相互電子システムで本人の立会いなしに権利を取得することも可能になる。母親手当の給付も30日から10日に短縮。第一子の手当はシングルファーザー、2020年1月1日以降に養子にした唯一の保護者にも適用。第二子以降のシングルファーザーには616,617ルーブル(約100万円）支給。
ロシア年金基金によると、ロシアの家族は母親手当を住居購入に充てている人が多い。2018年年金基金は926,100件およそ3023億ルーブル(※4890億円）分の申請を受け付け、そのうち77％714,300件は居住条件改善の申請だった。とはいえ、母親手当はアパートの購入以外にも使用できる。
申請すれば、無条件で口座にお金が振り込まれるわけではない。お金の使用用途に条件があり、条件が合わないと支給されない。ただ日々の生活費に当てるわけにはいかない。
母親手当を私設幼稚園や乳母に使用できる？
母親手当での支払いを検討している子持ち世代を応援する意味で、適切な教育サービスを提供する権利を持つ団体の教育サービス、コンテンツ、保育に利用できる。つまり、私設幼稚園の支払いに当てる場合、その幼稚園が教育活動を行うライセンスを持っている必要があり、乳母サービスへの支払いは、その人が個人事業主登録をしていても、無理なのだ。
母親手当の権利を与えた子供の生まれた日から、（その子供を預ける）私設幼稚園にお金を使う権利を得る。また、母親手当で私設学校、クラブ、スポーツクラブ、語学スクールなどに支払うこともできる。重要なのは、サービスを提供する教育組織がロシアに位置していて、適切な教育ライセンスを持っていること。
別荘を買いたい。母親手当で買える？
可能。ただし、建物付きの土地で、更地では無いという条件に限られる。なぜなら年金基金は、土地の購入ではなく、子持ち世帯の永住に適した住宅の獲得にお金を出すからだ。土地については個人住宅用地でも非営利農業用地でも構わない。
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※материнский капитал: 母親資本、母親基金、子供手当など訳される。
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