アパートトラブル
エリート物件所有者が公共料金滞納。ロシアでは一般的に、アパート所有者は管理会社を通して公共料金の支払いをしている。
電気代と水道代で3億ルーブル(※約4億2千万円)滞納がある。ミチューリンスキー通りにあるエリートアパートの住人は、この滞納のことを知らなかった。アパートが契約している管理会社はユニサービス。
『私たちは毎月ユニサービスに技術サービス料を支払っているので、これは衝撃でした。つまり、お湯の料金を(市の価格の)2−3倍、水の料金も2−3倍の額を払ってきたんです。それは請求書を見れば明らかでした。例えば、6月の水の使用量は2㎥でしたが、請求書は5.8㎥分請求されました。』(住人男性)
ユニサービスが管理する別の物件でも似たようなケースがあるが、彼らは自分の非を認めていない。
『書類に記載されている、MOEK(モスクワエネルギー公団)が主張する負債額の主張には司法的な根拠がありません。全ての裁判資料はMOEKの主張に反駁しています』
MOEKは全ての書類を見せる用意がある。
『ユニサービスは、我々に42件の訴訟を起こしました。25件は既に終了し、その内の90%のケースで、私たちに有利な判決が下る前日にユニサービスが負債を支払っています。彼らは裁判で負債額が採決されないようにしています。これは重要です。なぜなら、2ヶ月分以上の負債額が裁判で決定された場合、住民がその物件から管理会社が手を引くよう請求できるからです。』 (MOEK係長)
現在、住民はユニサービスからMOEKへの支払い状況を監視することはできない。
『法律で、MOEKと直接契約を結ぶことができます。住民から支払いがあるにも関わらず、管理会社が期限内に支払いをしていない場合ですね。(住民が申請すれば)MOEKが一方的に管理会社との契約を破棄して住民との直接契約に移行することができます。』(法律家)
警察は、数億ルーブルがどこへ消えたのか関心を寄せている。
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