トレインサーフィン

モスクワ郊外の森で、多数の骨折と傷だらけの11歳少年が発見された。少年には記憶がない。覚えているのは、トレインサーフィンをしていたところまで。

「あいつを見つけたのは森の中の線路のそばでした」（兄）

少年は列車で何をしていたのか。

母「電話を渡されて、『ママ、僕はここだよ、落ちた』とだけ言いました。喋るのが辛そうでした。」

記者「普段からトレインサーフィンをしていたんですか？」

母「そんなことしません。いなくなったのは初めてです。TikTokを見てたから、もしかしたら、それでやってるのを見て、真似しようとしたのかもしれません」

少年を見つけたのは電話から1日半後。奇跡的に生きていた。多数の骨折があり、集中治療室へ運ばれた。

トレインサーフィンは、青少年が熱中する危険な遊びだ。列車の屋根に乗ったり、車体にしがみついたりする。落ちて死亡するケースが後を絶たない。この現象との対応策は二つある。積極的に警察が遊びグループを調査し摘発すること。二つ目は親や学校が気を配ること。

列車遊びをする子供の特徴は、客室のドアの鍵や吸盤、強化ゴムの軍手、など道具を持っていたり、顔を隠した写真を使ったSNSのアカウントを複数持っていたりする。列車遊びは刑法第213条の項目「公共交通機関でのフーリガン行為」で罰金あるいは5年以下の懲役。

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